平成 31 年度 総会
平成31年度総会・講演会・役員会・懇親会は2019年4月19日(金)に 仙台市で開催されました。
1. 北支部総会 15:00〜16:00 |
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場 所 |
: | 東北大学金属材料研究所 本多記念館 3階 会議室(旧視聴覚室) |
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津田庶務幹事より、総会員数80名に対し、出席会員数が委任状25通を含め44名であり、総会開催に必要な定足数(会員の1/4以上)を満たしていることから総会が成立する旨宣言された。その後、淡路智氏(東北大)が議長として選出され、藤代支部長より挨拶があった。 藤代支部長挨拶の後、以下の議事について話し合った。 | ||||
(1) |
平成30年度の活動報告がなされた。 | |||
(2) |
平成30年度の決算報告及び会計監査報告がなされた。 | |||
(3) |
平成31年度の支部役員・事業会員案が諮られ承認された。 | |||
(4) |
平成31年度活動計画案が諮られ承認された。 | |||
(5) |
平成31年度予算案が諮られ承認された。 | |||
平成31年度に計画されている主な活動内容は、材料研究会との共催により8月19日(月)~20日(火)に鬼怒川温泉で開催予定の「超伝導バルク体の産業応用に向けた最新の動向(仮)」をテーマとする支部研究会、11月16日(土)に秋田カレッジプラザで開催予定の「低温技術利用のメリット(仮)」をテーマとする東北・北海道支部市民講演会、応用物理学会東北支部との共催により12月2日(月)・3日(火)に日本大学工学部で開催予定の支部学術講演会、4月19日(金)・11月16日(土)・2020年3月5日(木)に開催予定の役員会である。また、「低温工学・超電導学会東北・北海道支部規約」の第1条(支部)、第4条(支部会員)、第5条(役員)、第9条(経費)、第11条(改正)の内容の一部改正が提案され、参加者全員(委任状含め44名)の挙手により承認された(規約改正は参加者の2/3以上の賛成が必要)。 |
2. 記念講演会 16:00~17:00 |
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場 所 |
: | 東北大学金属材料研究所 本多記念館 3階 会議室(旧視聴覚室) |
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参加者 |
: | 23名 |
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題 目 |
: | 「JST/S-イノベにおける超電導応用製品の研究開発」 |
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講演者 |
: | 佐藤謙一氏(科学技術振興機構) |
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本年は、2009年度より10年計画でスタートした科学技術振興機構の戦略的イノベーション創出推進プログラム(略称:S-イノベ)の研究開発テーマの一つである「超伝導システムによる先進エネルギー・エレクトロニクス産業の創出」のプログラムオフィサーであった佐藤謙一氏に、同プログラムの実施概要・成果および2017年度よりスタートした未来社会創造事業の概要についてご講演いただいた。本記念講演会では、S-イノベで実施された5つのテーマ(①高温超伝導SQUIDを用いた先端バイオ・非破壊センシング技術の開発、②大出力超伝導回転機器に向けたキーハードの開発、③高温超伝導を用いた高機能・高効率・小型加速器システムへの挑戦、④高温超伝導材料を利用した次世代NMR技術の開発、⑤次世代鉄道システムを創る超伝導技術イノベーション)における研究開発成果が紹介された。具体的な成果としては、①では、SQUIDを用いた磁気的免疫検査法が、洗浄工程が不要で、迅速・高感度な検査を可能にするだけでなく、光学式の欠点となる光を透過しない試料の検査にも有用であることを実証したこと、②では、船舶推進用20MW級の超伝導回転機の基本設計を完了させ、冷却システムやHTSコイルの基本的な要素技術開発を実施したこと、③では、HTSコイルを加速器システムに適用してビーム偏向が可能になることを確認し、3次元巻線機を用いて複雑な形状のコイルを精度よく製作できたこと、④では、HTSマグネットをNMR装置に適用することにより800MHz級マグネットを小型化でき、800MHz級マグネット用に作製した検出プローブの特性を今後検証予定であること、⑤では、鉄道システム用超伝導直流送電モデルケーブルを作製し、試験線を用いて実際に電車に給電して、様々な条件下での運転特性を評価したこと、などが説明された。また、2017年度よりスタートしている未来社会創造事業については、高温超電導線材接合技術の研究開発を実施し、永久電流モードの1.3GHz用NMRマグネットや鉄道用超電導き電ケーブルに実装することにより、同接合技術の有効性を検証する予定であることが説明された。最近は、超伝導分野のプロジェクトの実施や予算確保が難しくなってきているだけに、今後の同分野の発展につながる成果を期待したい。 |
3. 懇親会 17:30~19:30 |
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場 所 |
: | 東北大学金属材料研究所 強磁場超伝導材料研究センター 会議室 |
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参加者 |
: | 16名 |
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総会と講演会の後、記念講演者の佐藤謙一氏を交えて恒例の懇親会を開催し、支部会員の親睦を深めた。 |
図1 記念講演会での佐藤謙一氏による講演の様子 |
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(東北大学 津田 理)
平成 31 年度 総会のご案内
2019年度総会・講演会を、下記の要項で開催致しますのでご案内申し上げます。東北・北海道支部の会員各位には,別途メールで出欠確認の連絡を差し上げますので、4月12日(金)までに下記まで連絡をお願いします。 また、欠席の場合には必ず委任状(出欠確認メールに添付します)を返信くださいますようお願い申し上げます。
日 時 |
: | 2019年4月19日(金) |
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会 場 |
: | 【総会・講演会】東北大学金属材料研究所本多記念館 3階 会議室(旧視聴覚室) 【懇親会】金属材料研究所 強磁場超伝導材料研究センター 3階 会議室 |
1. 総会(15:00~) | |||
議 題 |
: | (1) 2018年度活動報告 (2) 2018年度決算 (3) 2019年度活動計画 (4) 2019年度予算案 (5) その他 |
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2. 講演会(16:00~) | |||
講演者 |
: | 佐藤謙一氏 (科学技術振興機構」」) |
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講演題目 |
: | 「JST/S-イノベにおける超電導応用製品の研究開発」 |
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3. 懇親会(17:30~) | |||
会 費 |
: | 3,000円 |
申込締切 |
: | 2019年4月12日(金) |
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申込方法 |
: | e-mailで下記へ申込
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問合せ先 | : | 東北大学大学院工学研究科 津田 理(庶務幹事) 〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉 6-6-05 TEL: 022-795-5020 FAX: 022-795-5020 e-mail: tsuda@ecei.tohoku.ac.jp |